校長News2021
校長News 入学式
令和3年4月8日(木)本校体育館で第22回入学式を行いました。
生徒一人に対しお一人だけですが、今年度は御家族の方も会場に入っていただきました。もっと盛大に行いたいところですが、まだその状況にないのはご理解いただけると思います。賑やかな歓迎はできませんでしたが、新入生代表生徒の芸術に向かう決意の言葉に添えるよう、私たち教職員は全力で生徒の皆さんの成長を支援していきます。3年間、よろしくお願いします。
さて、年度末に入学式の式辞を作成していたのですが、先日行われた早稲田大学文学部・文化構想学部入学式における村上春樹氏の祝辞に大変感銘を受けたので、その一部を引用して新入生の皆さんに送ることにしました。引用部分が長いので、詳しくは報道メディア等に掲載されている原文を御確認ください。
私の式辞の概要は以下のとおりです。表示されない場合は<続きを読む>をクリックまたはタップしてください。
式辞
木々の新芽が芽吹き、緑がまぶしく感じられる今日のよき日、意欲に満ちた一三二名の新入生を迎え、埼玉県立芸術総合高等学校第二十二回入学式を挙行できますことは、教職員一同にとりましても大きな慶びであります。
この入学式を挙行するにあたり、新入生の保護者の皆様の御臨席を賜り、心から御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
ただ今、入学を許可しました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、皆さんを心から歓迎します。一緒に充実した高校生活を築いていきましょう。
本当は、もっと盛大に皆さんの入学をお祝いしたいのですが、新型コロナウイルス感染症対策のため、このようにコンパクトな式典とせざるをえませんでした。新入生の皆さん、御家族の皆様そして本日御来校が叶わなかった方々に心からお詫び申し上げます。
さて、このコロナ禍においては、様々な産業が大きな打撃を受けています。芸術関連産業も例外ではありません。その中においても、皆さんは本校を志願してくれました。その皆さんの持つ志は、大変素晴らしく誇れるものだと思います。先日、早稲田大学文学部・文化構想学部の入学式において、同学の卒業生で世界的に著名な小説家 村上春樹氏 が祝辞の中で小説について語る一節から、皆さんの志の素晴らしさが分かります。引用の仕方としては正しくありませんが、よりわかりやすくお伝えするために、村上氏が「小説」または「文学」と語った部分を広く「芸術」と言い換えてお伝えします。
(引用は村上氏が小説の存在意義について述べられた部分です。引用が長いのでここでの掲載は控えます。詳しくは新聞やインターネットで報道されているものをご覧ください)
と言うものです。たいまつを受け継ぐ新入生の皆さんの本校での活躍を心から期待しています。
御家族の皆様、本校へのお子様の御入学誠におめでとうございます。本日から、皆様の大切なお子様を本校でお預かりいたします。教職員が一丸となり教育活動に取り組み、お子様の健全なる成長を支援して参りますので、本校教育活動に対し御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、御臨席を賜りました御家族の皆様に改めて心から御礼申し上げますとともに、本日入学した新入生の皆さんが健康で実り多い学校生活を送ることができますよう祈念し、式辞といたします。