第1期生　声楽専攻　山﨑英明

芸総での3年間はまさに私の青春であり宝物のような時間でした。音楽と純粋にまっすぐに向き合うことができたことは、今でも活きています。 私は音楽が大好きなだけで経験ゼロからのスタートでしたが、授業はレベル別で実施されるため取り残されることはなく、確実に力をつけることができます。専攻レッスンでは、待機中に他者のレッスン聴講となっているため、知らなかった楽曲との出会いや指導法の勉強など、様々な発見もあります。 授業以外で個人練習ができることも芸総の大きな魅力です。当時、自宅で練習ができなかったため、朝と放課後に練習することが日課になっていました。毎日始発で向かい、どの生徒よりも遅く学校を出ていました。そして、毎日これに付き合ってくれた友人がいます。 「努力すること」は凄いことではありません。大人になれば当たり前のことだからです。重要なのは「努力できる環境があること」であり、それを精一杯活かすことです。また、ありがたみを感じて感謝できるかでも大切です。 好きな音楽を好きなだけ勉強できることは本当に幸せなことです。学科を越えた友人たちと切磋琢磨し合いながら多くの刺激をもらっていたことを覚えています。

（愛知県立芸術大学卒業。三重大学大学院修士課程修了。総合研究大学院大学博士課程を経て、自然科学研究機構生理学研究所で「歌唱力向上の神経基盤と学習メカニズムの解明」をテーマとした研究活動に従事。 名古屋経営短期大学、名古屋学芸大学を経て現在は目白大学助教。）

第22期生　ピアノ専攻　大塚葉音

芸総で3年間を過ごし、音楽をともに勉強するクラスメイトに恵まれたことによって、お互い高められたことを実感しました。音楽理論やソルフェージュを高校から学べたことで、大学ではスムーズに講義を受けることができます。専攻はピアノでしたが、副科声楽や授業合唱で表現の仕方を多く知ることができ、とても貴重な体験だったと思います。文芸部にも所属しており、他の学科と交流を持ったり、感性や作品を共有することで、イメージの幅を広げる助けにもなりました。体育祭や文化祭では、各学科の魅力を最大限発揮し、どの学年も精一杯楽しんでいます。音楽科は定期演奏会や卒業演奏会があり、3年生を中心に、より良い演奏をお客様に聴いていただこうと日々練習に取り組んでいます。文章では伝えきれない魅力が、芸総にはたくさんあります。どの思い出も、忘れたくない大事な宝物です。皆様もぜひ、芸総で学び、全力で楽しんで思い出を作ってください。（国立音楽大学音楽学部演奏・創作学科鍵盤楽器専修）

他の芸術も学べる学校

第１６期生　サクソフォン専攻　山口 紗弥季
私は現在、株式会社ベアーズという家事代行の会社で働いています。ベアーズには実業団があり、その中の吹奏楽団「Bears Wind Orchestra」に所属し、演奏活動を続けています。芸総での3年間で、様々なジャンルの仲間たちと過ごしたことが今に繋がっていると感じます。互いに切磋琢磨した事、そこで得た知識、感性、経験はこの先社会に出ても活かせるものです。一生モノの経験を仲間と育んでください。（洗足学園音楽大学卒業）

専門分野を深く学ぶ 

第２０期生　ピアノ専攻　清水 唯花
私は今、小学校で子供たちに音楽の楽しさを伝える教師になるため、大学で学んでいます。単に小学校教師になるなら、普通科の高校に通ってもよかったのかもしれません。しかし、専門分野を深く学ぶことができ、生徒に温かく寄り添ってくださる先生が揃う芸総で3年間学んだことは、自分自身の強みであり、財産にもなったと思います。是非芸総に入学し、3年間で理想の将来像を描いていきませんか。素敵な先生、先輩、そして芸総ライフが待っているはずです。
（埼玉大学教育学部小学校コース（音楽）在学）　　　　　　

他の芸術も学べる学校

第１９期生・声楽専攻　佐藤 千咲子
３年間の芸総生活で、私は音楽科の生徒として音楽を学んだことはもちろん、芸総生として他学科の芸術を通して芸術そのものについて考え、音楽に偏らず色々な観点から芸術を学びました。私は専攻の声楽以外の音楽経験はほぼゼロからのスタートで、学習方法も十分に理解していないまま入学をしました。何をやったらよいか不安を抱えながらのスタートでしたが、勉強のやり方などが分からなくて先生に相談をしに行くと、どの先生方も親身になって私の質問や相談を聞き、アドバイスをしてくださいました。先生方の丁寧なご指導のお陰で、目標をもって地道な勉強を続けることができ、また結果が伴ったときには、大きな喜びを得ることができました。そして、私が感じた芸総の特に良いところは、音楽科だけではなく、他の芸術学科が存在することです。部活動や選択授業では他学科の生徒と交流でき、部活によってはその活動内容が他学科の授業のような面もあり、自分の感性が一層磨ける経験ができると思います。私は１年次では演劇部に入部し、歌ではなく自分の言葉と体で表現することの難しさと楽しさを同時に、仲間の刺激を受けながら感じていました。長く活動はできませんでしたが、そのときの経験は今の表現活動に繋がっています。芸総は時間を有意義に使いたい、色々な観点から芸術の視野を広げたい人にとってとても良い環境です。２学期制やノーチャイム制など、ゆったりとした校風の分、時間をどのように有効に活用していくか、自ら動いていくことが求められる、そんな学校だと思います。
（武蔵野音楽大学演奏学科声楽コース在学）　　　　　　

"楽しい"と思える環境

第１８期生・打楽器専攻　佐山 果凜

音楽、部活動、行事、どれをとっても充実できる学校です。専攻レッスンなどの授業や実技試験といった他の学校にはないような特別な授業もあり、大変なことも多いですが、頑張れば頑張るほど"楽しい"と思える環境があります。芸総は3年間誰もが大きく成長出来る学校です。音楽だけではなく、他学科の芸術・パフォーマンスを見て沢山の刺激をもらうことができます。僕は高校生という大事な3年間を芸総で過ごすことが出来て幸せでした。芸総を希望する中学生の皆さんにもきっと幸せだと思える3年間が待っていると思います。
（洗足学園音楽大学打楽器コース在学）

充実した三年間

第１５期生・打楽器専攻　江刺家 仁美

芸総で過ごした3年間はとても色濃く、充実した毎日でした。専攻・副科のレッスンでは、演奏技術はもちろん、本番でのマナーなど様々なことを教えてくださいます。本格的で細やかなご指導の中で、学ぶことがたくさんありました。アンサンブルの授業では、クラシックを中心に様々な吹奏楽曲に取り組み、全員で一つのことに向かう難しさ、楽しさを肌で感じる経験となりました。芸総の先生方は非常勤の先生方を含め、親身になって相談にのってくださるので、学校や進路のことなど気軽に相談することができたのは大変有難かったです。そして芸総の良いところは、他学科の芸術作品を間近に見ることができ、様々な観点から多くの刺激を受けられることです。芸術にあふれた、充実した三年間をぜひ芸総で過ごしてください。
（桐朋学園大学音楽学部 打楽器専攻 進学）

音楽と向き合う

音楽の力を総合的に高める

視野の広がる貴重な学校生活